善行プレイ日記(3月分/その2)
3/20(土) 朝、上級万翼長に昇進する。これで学兵としての出世はほぼ打ち止め。 昨日に引き続き出撃。戦果は9機。
3/21(日) ヨーコさんが東原さんに「ねこかみさまのおはなし」をしているのを聞く。 図書館で読んだバージョンとは少し異なるが、子ども向けにアレンジしているのだろう。 中村くんに「2週間物の善行の靴下が3000円」と聞かされる。なんだそりゃ(絶句) そ、そういえば最近、洗濯しようとした靴下が無くなっていたような気がするが…。 自分で言うのも何だが、あんな臭い靴下を何に使うんだ!? …部屋の鍵を交換しておいた方がいいかもしれない。 出撃。最近増えたな…。速水くんの仕事は上手く行っているようだ。 戦果は14機。うん、よくやったな。
3/22(月) 通算撃墜数が75機を越えたということで「黄金剣突撃勲章」をいただく。 舞さんとはいまだにHな雰囲気にならない(彼女が気づいてくれないので…)というのに 茜くんとHな雰囲気になってしまった。彼は先日の失意状態から回復したはいいが、 これは困る…。あなたの脚には興味ないです。それより舞さ(以下自粛) ようやく情報技能「3」を取得する。今までも何回も挑戦していたのだが、 「3」はなかなか取れなかったのだ。これで発言力を増やす電子妖精をつくることが出来るぞ! さっそくプログラムして作ってみる。…成功。よし。
3/23(火) いきなり出撃。戦果は14機。着実に成功している。 しかし、OVERSの言うとおりに300機も撃破できるのだろうか…赤すぎる夕暮れを見ながら不安になった。
3/24(水) 今日はおかしなことがあった。ブータくんを「見」たら「単語帳を開いて」いたのだ。 …。猫なのに勉強熱心ですね。じゃなくて。なんなんだ一体!不思議な猫だ…。
3/25(木) 朝から速水くん、茜くんとHな雰囲気2連発。トホホ…。 出撃有り。戦果13機。かなり戦闘に慣れてきた。このまま死ぬことは無いのではないだろうか? しかし、「油断しているときが一番危険だ」というぞ。肝に銘じる。
3/26(金) 朝、プレハブ2階に行くと妙な空気を感じる。 私はヨーコさんと来須くんのHな雰囲気を邪魔してしまったらしい。ごめんなさい…。 でも、Hな雰囲気になるなら場所と時間を考えてほしいものだ。と元委員長らしく内心怒る。 私なんか未だに舞さんとHな雰囲気になってないんですよ!っと、これでは八つ当たりですね。反省。 舞さんと久しぶりに色々話す。最近出撃の多さに殆ど喋っていなかった…。 下手したら原と付き合っていた時のようにすれ違ってしまう。それは避けなければ。 構わなかったことについて謝ろうかと話しかけたら彼女は全く気にしていなかったらしく、 「ヒーロー/決戦存在」という存在の話を聞かされる。 そして、ヒーローになるには300の首を狩れと。 青い宝石−OVERS−の話を思い出した。…辻褄が合うな。あれはやはりただの夢ではなかったのか。 舞さんの父の話も聞く。謎の多い父君だったそうだ。 しかし、今日聞いた中で一番驚いた話は 「熊本城に幻獣を集め徹底的に叩くようにし向けさせる」という話だろう。 芝村とは言え、若い彼女にそこまで出来るのだろうか?と思い話をよく聞くと 既に軍と政治家への根回しを行っているという。末恐ろしい少女だ。 敵に回せば恐ろしいが、味方にすればこれほど頼もしい人間もいない。 速水くんの件も含め、若い子等の力は不思議なほど逞しいなと感じる。 でも、これでは将来浮気は絶対にできないですね。…って何を考えてるんでしょう、私。 閑話休題。
3/27(土) 朝のHRで突然坂上先生が割り込んでくる。 熊本城で幻獣のオリジナルが発見されたという。 昨日の舞さんの話を聞いていたので私には嘘だと分かっていたが、何も言わなかった。 部隊の士気を下げないためだ。 本日は授業は全部休止、戦闘準備せよとの命令が出た。 舞さんに詳しく話を聞こうと思ったら、今日はなんと彼女は「欠席」だった。 体が弱いという彼女のこと、明日に備えて休んでいるのだろうか…。 それとも、どこかで明日のための工作をしているのかもしれない。 私も明日のために3号機の装備をし直した。 複雑な地形の熊本城。通常の戦車部隊ではなく、人型戦車を装備する我々が最終防衛線だろう。 大量の幻獣を前にして、果たして生きて帰れるのだろうか…。 不安がないといえば嘘になるが、ここで逃げても何処にも行くところはない。 私はここで、私の出来ることをするしかない。 少し不安がっていたら、東原さんに相談を持ちかけられた。 東原さんは幼いのに大切なことを知っているように見える。能力を持ち、苦労したせいだろうか。 それはさておき、可愛らしいものを見ると心が安まるな…と思ったら、 相談内容は「男女関係について」だった。…おいおい; 瀬戸口くんは何してるんだ。
3/28(日) 早朝の熊本城。朝日に照らされた桜がちょうど満開だ。「花のもとにて春死なむ」(西行法師)か…。 私はあと50年、孫を持つまで死なない予定だが、正直どうなるかは分からないものだ。 せめて死ぬ前にデートしたかったな…いや、弱気ではいけませんね。 「生き残ったらその時は舞さんをデートに誘う」…よし、これでいい。我ながら苦笑い。 戦闘前に司令の速水くんが演説する。彼も立派になったものだ。私もこれで安心して戦闘に専念できる。 −数時間後− A地区、B地区の敵を全て掃射。全号機無事生還。 安心したのもつかの間、舞さんは「熊本城に残る全ての敵を殲滅する」と言い出した。 「戦いの中に生きる芝村は、万民のために最前列で戦う」と。 「…だが、お前までつきあう必要はない」とも。 美しい、しかし孤独な少女だ。放っておけるわけがないじゃないか。 「どこまでもつきあいますよ。貴女を一人にしておくつもりはありません。地獄までもおともしましょう。 それが、芝村に惚れた私の運命ですからね」ここからは見えない後部席に向かって微笑んだ。 「…ば、ばか者。こんなところで何を言うっ。…でも、嬉しく思う…その気持ち、覚えておくぞ。 それでは、共に不可能を可能にしよう。そうすれば、多くの者を助けられる。…行くぞ」 残りの敵が3号機めがけて集まってきたのが見える。血のように赤い眼が全てこちらを向いている。 「…正直に言えば、そなたがついてこないのではないかと、少々恐れていた。 …終ったら、殴るなり、なにをするなり、好きにせよ。そなたにはその権利がある。」 彼女はそう言った。ここからは見えないが、きっと顔はいつものように真っ赤になっているだろう。 「好きにするって、あーいうことも良いんですか?」口に出す。 「ばかもの!よりにもよって戦闘中にヘンなことを考えるな! 私を想像に出すなら、私に許可を求めろと言っているだろう!」 怒られました。でも、そんなところも可愛いですよ。 しかし、笑っている場合では無いようだ。 「敵がきたぞ!続きは後だ!」 ミノタウロスとゴルゴーンの群、全部で20体はあるだろうか…。 士魂号は一体一体黙々と敵を切り裂く。 ミサイルの性能も以前より随分上がっている。殆どの敵がミサイルで死んだ。 ずっと強くなった自分を感じる。殺しだけが上手くなっていくのか…。 全幻獣を殲滅した。 …作戦は成功した。これで恐らく戦争は人類有利に傾くだろう。 上は戦争を終らせてくれるだろうか…長年にわたる戦争の世紀。 この下らないドタバタ劇の終わりは何時来るのだろう。 私が政治家なら、このような無駄で悲惨なことをさっさと止めさせるのだが。 …とりあえずは来週のデートのことを考えたいかもなあ。 最近ナンパな私。うーん、いけませんね。 本日の戦果は合計68機。大収穫だ。
3/29(月) 昨日の活躍で銀剣突撃勲章、黄金剣翼突撃勲章、月従軍章を頂く。 2号機パイロットに狩谷くんがまた自ら陳情。君はウォードレス着れないんですから止めて下さいよ。 そんなに死にたいんですか…。ダメです。陳情して配置転換してもらう。 彼にはせめて今より少しでも自由に動けるようにスポーツ用車椅子をプレゼントしておこう。 ところで今日は久しぶりにのんびりとしている。 味のれんで舞さんとお昼。おかずを交換したりして。幸せだ…。思わず顔がほころんでしまう。 食事後、舞さんに「そなたは私のカダヤだ。カダヤらしくせよ」と言われた。 そういえば、「カダヤ」って何なのだろう?聞いてみると彼女はしどろもどろになっている。 「他の女の方を見るな。私から離れるな。」とも。 …た、たまらん。そんなこと言われたらもう離れられないじゃないですか…。 東原さんが話しかけてきた。どうやら眠いらしい。昨日は厳しい戦いだったんだ、無理もないな。 起こすのはかわいそうなので連れて帰った。昨日の今日でさすがにもう出撃はないだろう。 …あ、舞さんに肝心の「カダヤ」の意味を教えて貰うのを忘れてました。また明日聞きましょうか。
3/30(火) 舞さんが私のために士翼号を陳情してくれた。ハンガーに届く。 愛されてるなあ…。えへへへ。まあ、私が乗るワケじゃないですけどね。 朝のHRでなんと準竜師に昇進した。陳情していないのに…と思ったら、熊本城で活躍した部隊は 全員一階級昇進とのこと。学兵で準竜師になるケースは殆ど無いので嬉しいですね。 「そういえば、昨日のアレなんですけど『カダヤ』ってどういう意味なんですか?」と訊いてみた。 舞さんは「そ、それより装備の話だが…」と話を逸そうとしたので、 これは何かあるな。と感づき「恋人。…ですか?」と、呟いてみる。 彼女の挙動不審な様子から考えて、半ば冗談で半ば本気で言ってみたのだが 本当にそういう意味の言葉だったらしい。 舞さんはうつむいて照れる。その動作が可愛らしかったのでついつい深く突っ込んでしまった。 にやりと笑って「…『カダヤ』って恋人って意味なんですか?」と。 「うるさいっ。人前で言うな。恥ずかしいっ」 彼女がますます赤くなったのが可愛らしくて訊きかえす。 「カダヤですか。」 「…あんなこと言うんじゃなかった。…私は一生お前に言われるに違いない。死ぬまでずっとだ。」 「それでは、死ぬまで私とつきあっていただけるんですか?」 「……。」 二人で下を向きました。 出撃。今日は敵が少なかった。戦果5機。
3/31(水) 今日は月末テスト。私は9位。 しかし、これ、生徒によって問題が違うのか?難易度が変えてある気がするが…。 そうでなければこのメンバー(失礼)でこれほど点数が揃うはずがないような。 舞さんと一緒に仕事。久しぶりに2人きりになった。 これは…もしやあの… Hな雰囲気になってしまった。 彼女のほうもようやくこの雰囲気に気づいたらしい。照れている。 そっと近づいて髪をなでてみた。シャンプーの清潔な匂いがする。 「…へ…変な、…変なことをする…」と彼女はもじもじしていた。…しばらくそのままでいた。 ハンガーを抜けて裏庭に行くと速水くんがいて、 2回も「一緒に歩こう」を連発してきた。速水くん、もしかして私の事好きなのですか?なんて。ははは…。 思うところあって「作戦会議をしよう」提案をする。
プレイ日記4月分その1に続く。 / BACK